都知事問題の参院選への影響

参議院選挙が近いのにあまり世間は盛り上がっていません。街の反応はイマイチです。盛り上がっているのは、舛添都知事の問題ばかり。甘利元大臣の問題の方が悪質だと思いますが、そちらはあまり報道されず、「せこい」という点が批判される都知事の問題ばかりにスポットが当たっています。

有力閣僚の地位と権力を利用して口利きして現金を受け取った問題の方が、あきらかに深刻かつ悪質です。マスコミの報道ぶりや世間の注目度は、バランスを欠いている印象を受けます。舛添都知事を擁護する気はありませんが、それ以上に重要な課題から目をそらしてしまっている点が問題だと思います。

これからの日本の行方を決めるという点では参議院選挙はとても重要です。しかし、何となく世間の反応は薄いです。話題になるのは、都知事の公用車使用とか、ホテル宿泊の問題ばかりです。ワイドショーを見ているとおもしろいのはよくわかります。

しかし、長期的に日本の行方と私たちの生活に影響を与えるのは、一地方自治体の首長である都知事の辞任問題よりも、参議院選挙です。社会保障とか、安全保障とか、財政規律とか、より複雑でわかりにくい問題に比べ、舛添問題のわかり易さはきわだっています。

参議院選挙や甘利元大臣の疑惑という、より重要な問題から国民の関心をそらしてしまった点が、舛添都知事の最大の罪といえるかもしれません。この期に及んでは辞職しかないと思います。

都知事が任期途中で問題を起こして辞めるのが続くことになりそうです。首都の知事が2人連続して不祥事で辞任というのは、異常な事態です。また都知事選挙を行うとなれば、国政にも大きな影響を与えます。舛添知事を擁立した自民党と公明党も反省していることでしょう。政治不信をさらに深めたことも間違いありません。政治家全般への不信につながり、参議院選挙の投票率の低下につながらないことを願わずにはいられません。

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