総選挙を終え、今後のチャレンジと課題

10月22日投開票の衆議院議員選挙において4度目の当選を果たすことができました。小選挙区では私の力が及ばずに惜敗しましたが、比例復活で当選することができました。多くの皆さまにお支えいただいた結果です。本当にありがとうございました。

永田町の慣習として衆議院では当選3回までを「若手」と呼び、当選4回からは「中堅」と呼びます。私も1回休み(浪人)のあとでやっと「中堅」です。責任はより重くなりました。自公政権圧勝の結果として、立憲民主党は野党第一党ながら、少数野党です。野党議員が少数であるために、ひとりひとりの野党議員の責任はより重くなります。重たい責任を自覚し、これまで以上に議員活動に取り組みたいと思います。

自公政権の圧勝を受けて、安倍総理のやりたい放題にさせないためには、健全な野党の存在は不可欠です。野党第一党である立憲民主党の責任は重たいです。国会運営においては、各委員会の理事会というところで、与党と野党の担当者が議事に関して話し合います。その際に与党第一党(自民党)は「与党筆頭理事」と呼ばれる人を指名し、そのカウンターパートとなる野党第一党の「野党筆頭理事」と交渉します。与党と野党の筆頭理事がとても重要な役割を果たします。立憲民主党が「野党筆頭」の地位を押さえたのは、国会対策上はとても大きな意味を持ちます。これまでの国会対策畑3期(約9年)の経験をいかして、政権与党の暴走をくい止めるために全力を尽くします。

野党第一党となった立憲民主党は、自民党と対抗して二大政党の一角を担う政党へと成長しなくてはいけません。そもそも「保守二大政党」などという発想は、比較政治学の常識からいえば荒唐無稽といえます。自民党という保守政党に対抗するのは、中道リベラル政党でなくてはなりません。

私が取り組みたい課題のひとつは、立憲民主党という新しい政党が政権政党に成長するための土台づくりです。立憲民主党は創設されて1か月もたっていません。まっさらな状態から理想的な政党をつくる作業にぜひ参加したいと思います。私自身は「みんなの党」の結党に参加し、紆余曲折をへて同党が解党するところまで見てきました。新党ができてから解党するところまで経験し、成功も失敗も体験し、党運営の良いところも嫌なところもたくさん見てきました。そこから学んだ教訓やノウハウを、立憲民主党という新しい政党を正しい方向に持って行くためにいかしたいと思います。それほど遠くない将来に「立憲民主党政権」を樹立するため、全力でがんばります。