子どもと教育

子どもと教育

福祉系高校生への助成金

日本教育新聞(2020年2月24日)によると、宮崎県では新年度予算から福祉系高校に通う生徒を対象に年間3万円までの助成金を支給するそうです。介護福祉士などをめざす福祉系高校の定員充足率が低かったことへの対策だそうです。県教育委員会に...
政治の動きと分析

安倍政権の政権担当能力は高いのか?【教育】

安倍総理はことあるごとに「民主党政権の悪夢」と言い、政権担当能力が高いのは自民党だとアピールします。しかし、安倍政権、または、自民党の政権担当能力(≒政策立案能力)は本当に高いのでしょうか? 大雑把にいえば、株価はあがっても実質賃金...
子どもと教育

「学校司書をAIで代替」という誤ったデジタル発想

学校図書館で子どもの読書や学習を支える学校司書の配置増を求める国会決議案が、臨時国会ではあと一歩のところまで行きましたが、最終的に成立しませんでした。自民党から共産党まで党派を超えて賛同を得られた決議案でしたが、唯一「日本維新の会」...
子どもと教育

大学入試共通テストの記述式問題の問題点

大学入試共通テストの国語と数学の記述式問題の導入は、臨時国会でも議論になりました。多くの教育関係者や高校生、野党からの批判に加え、公明党からも批判があり、文部科学省は記述問題の導入を見送る方針にしたようです。 私は、記述式問題の価値...
子どもと教育

教育を考えるシリーズ(最終回):民主主義と教育

教育を考えるシリーズの第6弾です。これで最終回で、いちばん主張したいポイントです。朝日新書「リベラルは死なない」からの抜粋です。 教育行政、教育と政治の適切な距離 本章で考えてきた教育の課題を考えると、政治主導で進められてきた「教育...
子どもと教育

教育を考えるシリーズ(5):教育への過剰な期待

教育を考えるシリーズの第5弾です。朝日新書「リベラルは死なない」からの抜粋です。 教育への過剰な期待〜「何に力を入れないか?」という観点 日本人は「教育好き」といってよいだろう。社会の問題の多くを教育によって解決できると考え、「〇〇...
子どもと教育

教育を考えるシリーズ(4):道徳教育、職業教育

教育を考えるシリーズの第4弾です。朝日新書「リベラルは死なない」からの抜粋です。 道徳教育よりシチズンシップ教育や人権教育 安倍政権の「教育再生」の特徴のひとつは、道徳教育の教科化や愛国心教育のように右派イデオロギー色の強い改革を好...
子どもと教育

教育を考えるシリーズ(3):大学の課題

教育を考えるシリーズの第3弾です。朝日新書「リベラルは死なない」からの抜粋です。 大学教育の費用 家庭の教育費負担が特に重いのが大学である。国公立大も私大も大学授業料は大幅に増額してきた。かつては国公立大と私大の授業料格差が大きかっ...
子どもと教育

教育を考えるシリーズ(2):すべての人に質の高い教育を〜「日本型Education for All」

教育を考えるシリーズの第2弾です。朝日新書「リベラルは死なない」からの抜粋です。 すべての人に質の高い教育を 支えあう社会を築き、労働者の生産性を高めるためには、すべての人に開かれた教育システムが不可欠である。すべての人に質の高い教...
子どもと教育

教育を考えるシリーズ(1):誰が教育費を払うのか?

萩生田文部科学大臣の「身の丈」発言のおかげで、教育政策への関心が高まっています。大学の英語入試を民間業者テストに切り替えることの問題点が明らかになり、政府は延期を決めました。延期ではなく取りやめるべきだと思います。しかし、とりあえず...