政治の動きと分析

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国会議員に定年は必要か?

いま自民党内で衆議院比例区の73歳定年制をめぐる議論が行われていると報道されています。他党のことですが、普遍的なテーマなので考えてみたいと思います。 国民の幅広い層を代表する人物が議員に選ばれるべきだと思うので、若い議員も中年の議員...
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産経新聞のすばらしい社説:ロヒンギャ難民を放置するな

私は職業柄いろんな新聞を読みます。国会開会中は東京にいて、思想傾向的に左から順に東京新聞、毎日新聞、朝日新聞、日経新聞、読売新聞、産経新聞の6紙は国会で目を通し、週末に福岡に戻って地元事務所でまとめて1週間分の西日本新聞を読むのがル...
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コロナ後のBBB(build back better)は慎重に

新型コロナウイルスで世界が変わりつつありますが、米国や英国では「BBB(build back better)という言葉が流行しているようです。私はちょっと怖いと思っています。 少し前に「コロナ危機のどさくさ紛れ “ショック・ドクトリ...
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ポストコロナは“ポスト新自由主義”

すでに多くの識者が「ポストコロナ」や「アフターコロナ」「ウィズコロナ」の社会について語り始めています。識者じゃないけど、私も語ります。 まず用語です。私は「ポストコロナ」がよいと思います。「アフター」だと無色透明な印象を受けます。「...
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コロナ危機のどさくさ紛れ“ショック・ドクトリン”

カナダ人ジャーナリストのナオミ・クラインの著書に「ショック・ドクトリン:惨事便乗型資本主義の正体を暴く」という本があります。世界的にも売れた本です(たぶん)。 新自由主義をリードしてきたマネタリズムの主唱者のミルトン・フリードマンは...
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「野党は批判ばかり」批判への批判

しばしば一部メディアから野党に投げかけられる批判に「野党は批判ばかり」という批判があります。新型コロナウイルス危機のような状況下で政府を批判すると、「野党は批判ばかり」批判を浴びます。以前にも「『野党は批判ばかり』という批判」という...
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コロナ危機 ⇒官邸の管理危機 ⇒複合経済危機

昨日(4月17日)は国会と霞が関周辺で大きな動きがありました。ひとつは、減収世帯に30万円を支給する案を取り下げて、一律10万円を支給する方針への転換です。もうひとつは緊急事態宣言の全国への拡大です。 どちらも大きな方針転換です。大...
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お薦めの本「日本のオルタナティブ」

コロナ危機で自宅待機が要請され、思いがけず読書に最適のシーズンになりました。著者のお一人からいただいた本の「日本のオルタナティブ」がおもしろかったので、お薦めしたいと思います。 この本では、安倍政治・自民党政治に代わるオルタナティブ...
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安倍内閣の支持率低下:潮目が変わったか?

安倍政権の内閣支持率が低下しつつあります。潮目が変わった気がします。安保法制や森友・加計疑惑でも一時的に内閣支持率は低下しましたが、今回はそれとはちがって本格的に潮目が変わった気がします。 産経新聞や安倍総理のお友だちの右派論客も、...
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「自己責任の時代」と「民主主義を救え」by ヤシャ・モンク

政治学者のヤシャ・モンク氏(ジョンズ・ホプキンス大学)の本を最近2冊読みました。ユダヤ系ドイツ人のヤシャ・モンク氏は、世界的に評価されつつある新進気鋭の政治学者です。 ポピュリズム政治とリベラルデモクラシーの危機が広がるなか、暗い気...