地元事務所を閉めました。

福岡3区の地元事務所を閉めました。約6年お世話になった事務所を片づけ、残った2人のスタッフともお別れしました。敗戦処理も一段落です。あとは政治資金報告を済ませたり、銀行口座を閉めたりといった事務作業が少し残っているだけです。

思えばこの2か月はずっと「撤退戦」という感じでした。選挙に負けた翌日には上京して議員会館事務所からの退去作業が待っていました。国会会期中の生活拠点の衆議院議員宿舎も落選後すぐに退去する決まりになっていて、バタバタと引っ越しました。

選挙用に借りていた西区福重の選挙事務所も家賃が高いのでなるべく早く退去する必要があり、急いで退去しました。そして6年がんばってきた早良区室見の地元事務所も今日閉めました。室見の自宅からも引っ越して今は一時的に筑紫野市の実家に身を寄せています。

ひたすら退去や引っ越しを繰り返してきた「撤退戦」の2か月でした。撤退に次ぐ撤退という感じでした。区役所に転出届を出して、まだ次の居住地の役所に転入届を出していないので、今の私は「住所不定・無職」です。交通事故とかに遭わないように気をつけています。

今の私には肩書も連絡先住所もなく、人と会っても差し出す名刺がありません。セキュリティのきびしいビルに入る際に氏名や所属先、職業を書かされることがありますが、そういう時に「所属先はありません。いま無職です。」と言うのはちょっと寂しいです。

落選するのは2度目ですが、1度目の落選よりも今回の落選の方が悔しさと悲しさ、お世話になった人たちとお別れする寂しさは大きいです。がんばったのに結果につながらなかった残念さ、応援してくれた皆さんの期待に応えられなかった無念さ、事務所を閉めるにあたっていろんな思いが胸をよぎります。

敗戦処理の仕事もおおむね片付きつつあるので、年明けからは新しいことにチャレンジします。そろそろ気分を切り替え、「撤退戦」を終わりにして、前向きな仕事に取り組みたいと思います。撤退に次ぐ撤退のあと年明けからは反撃をスタートしたいものです。来年は良い年にしなくては。

最後に自分自身に言い聞かせる意味で、ヒラリー・クリントンが大統領選挙で落選した後のスピーチから抜粋して結びとさせていただきます。落選者の心にしみるスピーチです。「私はこれまでの人生ずっと信じるもののために戦ってきた。正しい目的のために戦うことは価値があると信じ続けてほしい。」と訴えます。

I have spent my entire life for fighting for what I believe in. I have had successes and I have had setbacks. Sometimes, really painful ones. Many of you are at the beginning of your professional public and political careers. You will have successes and setbacks, too. This loss hurts, but pleases never stop believing that fighting for what’s right is worth it. It is worth it.