暮らしと経済

暮らしと経済

社会保障のための負担増支持は7割

厚生労働省が実施した「令和4年 社会保障に関する意識調査」を最近読んで興味深かったので、ご紹介させていただきます。令和4年社会保障に関する意識調査結果について|厚生労働省この意識調査は、20歳以上の人を対象に2022年7月に実施され...
政治の動きと分析

「トラスショック」の次は「高市ショック」か?

自民党内では石破総理の退陣を要求する声が高まり、このまま行くと9月ごろに総裁選挙が行われる可能性が出てきました。有力候補のひとりが高市早苗氏です。仮に高市早苗総理が誕生すると、イギリスの「トラスショック」の日本版が起こるのではないか...
暮らしと経済

毎日新聞(3月20日)に「ナフサ免税」について投稿

昨日(2025年3月20日)毎日新聞朝刊の「発言」欄に投稿しました。タイトルは「温暖化対策 ナフサ免税縮小を」です。新聞記事をそのまま転載できないと思いますので、原稿(たたき台)段階の文章をご紹介させていただきます。お目通しいただけ...
暮らしと経済

三大震災の政府対応への五百旗頭真氏の評価

政治学者(かつ歴史学者)で防衛大学長などを歴任し、最近お亡くなりになった五百旗頭真先生の「大災害の時代」を読みました。関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災の日本の三大災害を比較しながら歴史的に振り返る興味深い名著でした。五百旗頭...
政治の動きと分析

英トラス首相の減税辞任から学ばなかった日本

岸田政権が減税を打ち出しました。私は愚策だと思います。理由は次の3つです。1.税収の上振れを国民に還元するというのは、プライマリーバランスが黒字のときに言うべきことです。多額の国債を発行している現状では、国民に還元する余裕はありませ...
暮らしと経済

アベノミクス十年の悲惨な結果

このところの物価上昇、所得格差の拡大、実質賃金の低下、経済の低迷の責任のかなりの部分は、アベノミクスと呼ばれる経済・金融政策に起因するといえます。日銀も総裁が交代してやっとアベノミクスからの脱却の道を模索し始めました。これからの経済...
暮らしと経済

人口からみる世界的デフレの終焉

最近、人口と経済について書かれた本を2冊読みました。大学で「人口学」の授業をとって以来、人口に関心を持ち続けてきました。未来予測にあたって人口統計ほど信頼できるデータはありません(とピーター・ドラッカーも言ってました)。ロンドン・ス...
暮らしと経済

GDP世界ランキングを見て思う

国力を評価する指標には、経済力、人口、地勢(地形、可耕地)、資源(エネルギー、水、食料生産力)、軍事力、技術力などがあります。その中でも経済力はもっとも重要な指標だと思います。G7の経済力が気になって、GDP世界ランキングを見てみた...
暮らしと経済

ローフレーション(low-inflation)という発想

まもなく日銀総裁も交代します。アベノミクスの評価、異次元の金融緩和をどうするのか、金融と経済財政政策が注目されています。その点で最近読んだ「メガスレット:世界経済を破滅させる10の巨大な脅威」はおもしろい本でした。著者のヌリエル・ル...
暮らしと経済

スマート・イナフ・シティ【書評】

アメリカのアルゴリズムや都市計画の専門家のベン・グリーン氏の「スマート・イナフ・シティ」という本がおもしろかったです。ベン・グリーン氏は、アルゴリズムの公正さ、行政のアルゴリズムがもたらす影響などを研究しています。スマート・シティの...