政治の動きと分析

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安倍政権の高支持率の背景

共同通信社の電話世論調査によると、自民、公明、おおさか維新の会などの「改憲勢力」は、参議院の3分の2の議席に届く見込みです。自民党は60議席前後で、参院で単独過半数となる見込みです。安倍政権の勢いは続いています。
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参議院選挙が始まりました。

参議院議員選挙が始まりました。最初の仕事は、大雨のなか公営掲示板のポスター貼りです。私の地元の福岡3区だけで831枚のポスターを貼る必要があります。大雨のなか大勢のボランティアが一斉にポスター貼りに走り回ります。選挙というのは、見え...
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「野党」という言葉の限界

各党党首のテレビ討論を見ていて、今回の参院選では「野党」という言葉が意味をなさなくなっていることを実感しました。 自民党と公明党が「与党」であることはまちがいありません。民進党や日本共産党、社民党、「生活の党と山本太郎となかまたち」...
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だれを選べばいいのか?

今回の参議院選挙の候補者一覧をながめて、「あっ」と驚いたことがあります。地方区で「鳥取・島根」と「徳島・高知」という県境を超えた選挙区が誕生したことです。もちろん法改正して合区になったことは報道で知っていました。しかし、こうして選挙...
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マニフェストの反省とその次へ

民進党の参議院選挙公約について残念な点がひとつあります。それは多くの人の意見を反映させるプロセスが弱い点です。私のような小選挙区支部長も意見を言う機会があまりないままに、いつの間にか選挙公約が完成していました。
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参議院選挙は「社会モデル」を選ぶ機会

国政選挙(もうすぐ始まる参議院選挙)は、「どんな社会モデルをめざすのか」を選ぶ機会でもあります。大雑把にひと言でいうなら、自民党は「自己責任社会モデル」をめざし、民進党は「共生社会モデル」をめざすと要約できると思います。
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「日本型マニフェスト」からの脱却

民進党は、こんどの参議院選挙から選挙公約を「マニフェスト」と呼ばないことにしたそうです。正しい判断です。 いわゆる「マニフェスト」と呼ばれているものは、日本で独特の進化を遂げました。いわば「日本型マニフェスト」は、本家のイギリスのマ...
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スコットランド、EUと沖縄

イギリスっておもしろい国ですね。正式名称は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」ですが、最初からイングランド人、スコットランド人、アイルランド人、ウェールズ人と多様な民族を抱え、さらにアジア系やアフリカ系、東欧系の移民集団...
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世襲格差と政治

最近出た「世襲格差社会」という本が、とてもおもしろいです。著者の橘木氏は早くから格差問題を研究してきた経済学者です。今回は「世襲格差」に光をあてています。いまの政治を考える上で興味深い視点です。 *橘木俊詔、参鍋篤司 2016年 『...
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謎の「2年半」の意味?

安倍総理が消費税増税を2年半延期することを決めました。 だれでも思いつく素朴な疑問は「なぜ2年半?」です。 特に「半」が謎です。中途半端な感じが、あやしいです。 これが「2年」とか「3年」なら切りがいいから、そんなに疑問もありません...