山内 康一

排他的ナショナリストの作り方

佐藤優さんが対談本でナショナリストについて語っていた表現がおもしろかったので、ご紹介させていただきます。

ナショナリストとして認められるためには、面倒な努力が一切、必要ありません。排外主義集団のデモに加わって、「日本は侮辱されている!」とか、「韓国人・中国人を日本から叩き出せ!」などと叫び、旭日旗を振り回したり、日の丸の手旗を振ったりすれば、それだけで立派なナショナリストです。テレビも取材に来るし、仲間たちからもほめられる。つまり、受験勉強する必要も、論文を書く必要もない。お金もかからない。ただ大声でわめき散らすだけで、だれでもすぐに「社会的な地位の上昇」が実感できるわけです。これは、なんの試算も才能もなく、これまで社会に認められたことがなかった人にとっては、たまらない快感だと思います。(中略)

しかも、そういうことを繰り返していくうちに、インターネットテレビの右翼番組の出演依頼が来たりして、少しはお金も稼げるようになります。隣国の民族を侮辱する言葉を怒鳴り散らすことで、食べていけるようになるのです。この仕組みの中にうまくハマると、無一文だった無名の青年が、職業的ポピュリスト、職業的ナショナリスト、職業的扇動家になってしまうのです。

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国会だより:衆議院議員の仕事

委員会の「附帯決議」について

衆議院の委員会における法案の採決のときに「附帯決議」というのを付けることがあります。法案の条文だけでは不十分だと思われる点を補ったり、政府に対して行動を促すといった時に附帯決議を付けます。 委員会の採決においては、最初に法案の賛否を問...
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なんでも内閣委員会

先日(11月30日)の日本経済新聞朝刊に「『なんでも内閣委』続く渋滞:法案審議 先送り」というやや大きめの記事が載りました。同記事によると; 内閣官房や内閣府の肥大化に伴い、法案が集中する衆参両院の内閣委員会。臨時国会でも法案が山積し、1...