2023年に読んだ本のベスト10

毎年恒例(?)の「今年読んだ本のベスト10冊」をご紹介させていただきます。今年最初から最後まで読み通した本は約250冊(*小説や雑誌などは除く)。そのなかで印象に残ったお薦めの本を厳選した10冊です。お読みいただければさいわいです。

今年一年お世話になった皆さまにこの場をお借りしてお礼申し上げます。良いお年をお迎えください。

 

1.ルトガー・ブレグマン 2021年 『希望の歴史(上・下)』 文藝春秋

歴史学を学んだオランダのジャーナリストが、「人間の本質は善である」ということを示すエピソードを集め、より良く生きるためのヒントになることをまとめた本です。ジャーナリストが書いた本なので読みやすく、来年に希望をつなぐために、年末年始に読むにはお薦めです。たまたま知り合ったフランス人も……

書評

2023年に読んだ本のベスト10

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書評

「希望の歴史」【書評】

正直言ってあんまりいいことのない一年でしたが、来年に希望をつなぐ意味で「希望の歴史」という本をご紹介します。歴史学を専攻したオランダ人のジャーナリストが書いた本で、とても読みやすくて役に立つ本だと思います。 本書にはいろいろな事例が...
BLOG

ビジネスと人権:朝日新聞社 with Planet 投稿文です。

朝日新聞社のデジタル版のwith Planetに「ビジネスと人権」をテーマに投稿しました。ご一読いただければさいわいです。 ビジネスと人権、企業とNGOの連携が必要な理由とその方法とは? (asahi.com)
政治の動きと分析

英トラス首相の減税辞任から学ばなかった日本

岸田政権が減税を打ち出しました。私は愚策だと思います。理由は次の3つです。 1.税収の上振れを国民に還元するというのは、プライマリーバランスが黒字のときに言うべきことです。多額の国債を発行している現状では、国民に還元する余裕はありま...
子どもと教育

大学の研究力低下は「選択と集中」の結果

日本の科学研究の弱体化が世界的にも指摘され、トップ10%論文数等の指標で見た日本の大学の研究力は10年以上の長期にわたって低下しています。 さらに博士課程進学率は20年近く低下し続け、若手研究者の安定的なポストは少なく、次世代の研究...