山内 康一

人口減少時代の都市(諸富 徹 著)【書評】

ふと手に取って大当たりだった本「人口減少時代の都市」をご紹介させていただきます。地味な見た目の本ですが、とてもおもしろかったです。お薦めポイントは、①自治体の公営自然エネルギー事業、②空き家や空き地を買い上げ、再開渇したり緑地や公園として整備したりする「ランドバンク」制度、③公共交通機関の整備と自主的集住化を進めるコンパクトシティ、といった点です。

人口減は税収減につながり、公共投資の原資の減少につながります。人口減少にともなって、既存のインフラを維持更新することすら難しくなります。既存の公共施設の数を絞り込むことも必要になります。成長期の都市整備とは異なる発想で、成熟型の都市経営をめざすことが大切です。 続きを読む

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