自民党総裁選と立憲民主党代表選を見ていて「望ましい政治指導者」について考えさせられました。直接お話ししたことのある人が多くて客観的に見ることはできないので、両党の候補者の皆さんについてはコメントしませんが、歴上の人物で「どんな政治指導者が望ましいか」について考えてみました。
海外と日本でそれぞれ一人だけ「望ましい政治指導者」を選ぶとすれば、アイゼンハワー大統領と大久保利通の名前を挙げます。以前はウィンストン・チャーチル首相がもっとも偉大な海外の政治指導者だと思っていましたが、最近はアイゼンハワーの方が好きです。
ドワイト・デービッド・アイゼンハワーはテキサス州の片田舎の工場労働者の息子として生まれました。読書好きの少年でしたが、大学に行くお金がなく、無償で教育を受けるために陸軍士官学校(ウエスト・ポイント)に入学しま……