政権交代への準備

共同通信の報道によれば、本日(9月30日)の党大会では、「政権交代のための準備」がメインテーマになるそうです。次の国政選挙は衆議院議員選挙であり、政権選択の選挙です。衆議院の解散はいつあってもおかしくないことを考えれば、「政権交代のための準備」が最優先課題なのは当然です。

立憲民主党は野党第一党です。政権交代を目指すとは、枝野幸男代表を首相に押し上げることを意味します。他の野党と連携しながら、枝野首班の連立政権をめざすことになります。国会で国民民主党や社民党と「合同会派」を形成するのは、政権交代に向けた第一歩です。

また、政権構想を策定する代表直属のチームを新設する方針だそうです。これも当然。まず立憲民主党としての政権構想を策定し、それを他の野党に示して連立政権形成を前提とした共通政策と選挙戦略をつくっていくという流れになるのだと思います。

連立政権の政権構想と影の内閣の閣僚名簿は、早めにつくった方がよいと思います。例えば、総理は枝野代表、副総理は玉木代表などと、選挙前に影の内閣の閣僚名簿をつくり、それを有権者に示した上で総選挙に臨むのが望ましいと思っています。閣僚名簿があれば「もし野党が政権を担ったらどうなるか」をイメージしやすくなると思います。

立憲民主党を中心とした連立政権の政権構想(共通政策)は、早めに用意した方がよいと思います。まずは立憲民主党としてのたたき台をつくり、それに基づいて他の野党と協議していくかたちが望ましいと思います。

「立憲民主党と国民民主党は合流した方がよい」という方も多いですが、新鮮さに欠ける新党をつくるよりも、党は異なっても共通政策を通じて連携する方が望ましいと思います。自民党と公明党は20年も協力関係にありますが、合流話は一切ありません。立憲民主党も国民民主党も政策が完全に一致しているわけではないので、一定の差異を認めつつ、幅のある(=多様性のある)連立政権を協力して形成すればよいと思います。

政調会長代理(兼)政策コミュニケーション局長として、政権交代に向けた準備を着実に進めていきたいと思います。なるべく早く枝野幸男政権をつくるため頑張ります。