政治の動きと分析

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「閾値」を超えた安倍政権への不信

1年ほど前に「安倍政権の高支持率の背景」というブログを書きました。その趣旨を要約すると以下の通りです。 世の中のさまざまな事象は複雑であり、一般市民が複雑な事象をいちいち調べて判断することはない。その代わりに「とりあえず自分に理解で...
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忖度政治の何が問題か?【政と官のあり方(2)】

長くなり過ぎたブログの後半です。まとまりのない文章になりましたが、ご笑覧ください。-----------------------------------------議院内閣制においては、政治家が立法府を構成するのは当然として、政権党...
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忖度政治の何が問題か?【政と官のあり方(1)】

ある人に次のような質問をされました。官僚が政治家の指示に従うのは、当たり前じゃないですか。ずっと「官僚主導はダメだから、政治主導にしなければいけない」と言ってきたじゃないですか。忖度(そんたく)の何が問題なんですか?良い質問です。簡...
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本を読まない首相【書評】保阪正康著「田中角栄と安倍晋三」(2)

ちょっと間があきましたが、保阪正康さんの「田中角栄と安倍晋三」の抜粋的書評のパート2です。この本でもうひとつ興味深かったのは、東条英機と安倍晋三の両首相の共通点です。保阪さんによれば;
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都議選の衝撃波とその影響

小池知事率いる都民ファーストの圧勝。自民党の惨敗。民進党も「2番じゃダメ」どころか5番目。予想以上の自民党の惨敗と予想通りの民進党の惨敗でした。この衝撃波は政局に大きな影響を与えます。思いついたことを箇条書きするとこんな感じです。1...
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ネーミングで勝負の自民党「子ども保険」

自民党の小泉進次郎衆議院議員が何か言うと、何でも注目されます。小泉氏の提唱する「子ども保険」もやはり注目されています。子育て支援の財源を「子ども保険」でまかなおうという、一見すると良さそうな提案です。しかし、これは「目的は正しくても...
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イギリス労働党マニフェストの研究

あさっての6月8日はイギリスの下院議員総選挙です(ちなみに貴族院議員の選挙はありません)。保守党優勢で選挙戦が始まりましたが、労働党が急速に追い上げているとの報道。労働党が選挙に勝つかどうかはわかりませんが、労働党のマニフェストは評...
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安倍一強の分析と民進党改造計画(5)

連載ブログの5回目で最終回です。安倍政権に代わって民進党が政権を担うためにやるべきこと(主に党改革)を列挙してみました。6.民進党改造計画:政権政党になるための準備1)立ち位置の明確化: 穏健な保守 + 社会民主主義政党としての立ち...
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安倍一強の分析と民進党改造計画(4)

連載ブログの4回目です。これまで3回にわたって「安倍一強」の背景を説明してきましたが、次は「安倍一強」の脆弱性について整理します。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 5.安倍一...
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安倍一強の分析と民進党改造計画(3)

加計学園に関する前文部事務次官の発言は重いです。安倍総理はじめ、官房長官、文科大臣、行革担当大臣が口裏をあわせてウソをついていた可能性が高まってきました。それこそ「共謀」して国民を欺いている可能性があります。こんな政権が共謀罪を制定...