私は枝野幸男さんを支持します。

民進党の代表選にあたり、私は枝野幸男候補を支持します。あさっての月曜日(821日)には枝野選対の出陣式に上京する予定です。

前原さんも枝野さんも尊敬できる政治家であり、政策的にも共通する部分が多いです。それでも枝野さんを支持するにいたった経緯は以下の通りです。

1.社会保障政策や再分配政策に関しては、前原候補と枝野候補の差はそれほどありません。むしろ同じ方向を向いていると言えます。医療や介護、教育や子育て等の人へと投資や人への現物給付のサービスを重視し、社会保障を充実させる、といった主張はほぼ同じです。新自由主義からの決別という点でも両者の考えは近いです。社会保障や財政政策という政策体系の根幹部分では、二人の候補者のどちらを支持すべきか判断できません。

2.前原さんも社会民主主義的な政策に傾斜して、以前よりは「保守色」が薄まりましたが、それでも世間では「前原誠司=保守系」という色メガネで見ます。民進党のトップが「保守系」というイメージで固まれば、自民党に対して差別化しにくくなります。

3.安倍政権・自民党への対立軸を明確化するという点では、社会民主主義・リベラルのカラーを前面に出した方がよいでしょう。その点では、枝野さんの方が、社会民主主義・リベラル色を前面に出しやすいと思います。「対安倍政権」という観点から、このタイミングでは枝野さんの方が民進党代表にふさわしいと思われます。

4.小池百合子都知事が率いる「都民ファーストの会」の国政版の新党が出てきたら、保守系の第三極となります。「都民ファースト」の国政版新党は、民進党にとって「仮想敵」と考えるべきです。現在、与党VS野党という構図があいまいです。日本維新の会は、野党というより、政権に入っていないだけで自民党の「翼賛政党」です。いつも自民党の援護射撃をしている日本維新の会を「野党」と呼ぶべきではないと思います。「都民ファーストとの会」の国政版の新党も、自民党と基本政策はさほど変わらず、保守色・新自由主義色の強い地域政党となり、大阪発の「日本維新の会」と似たような政党となる可能性が高いです。その先には東京発「都民ファースト」と大阪発の「日本維新の会」に加え、ひょっとすると愛知発の保守地域政党もあわせた形で、「東京+大阪+愛知」の都市型保守新党の誕生も想定されます。都市型保守新党と対抗するためには、保守色の薄い党首の方がのぞましく、枝野さんの方がふさわしいと思います。

5.これはまったく個人的な話で恐縮ですが、枝野さんには民主党入党時にお世話になり、前回衆院選の選挙区決め(埼玉13区で立候補)の際にも枝野さん(当時の幹事長)に非常にお世話になりました。個人的な動機ですが、枝野さんにお世話になったことも支持する理由のひとつです。世知辛いご時世ですが、義理と人情は大事です(?)

最後の支持理由は、私以外の人にはまったくあてはまりませんので、蛇足だったかもしれませんが、本当のことなので正直に書きました。

党員・サポーターの皆さま、民進党所属の地方議員の皆さま、衆議院小選挙区支部長の皆さま、枝野幸男候補をよろしくお願いいたします。

関連記事

  • 都議選の衝撃波とその影響都議選の衝撃波とその影響 小池知事率いる都民ファーストの圧勝。自民党の惨敗。民進党も「2番じゃダメ」どころか5番目。予想以上の自民党の惨敗と予想通りの民進党の惨敗でした。この衝撃波は政局に大きな […]
  • 代表選の結果を受けて代表選の結果を受けて 民進党の新代表を選ぶ臨時党大会が開かれ、前原誠司さんが新代表に決まりました。私が応援していた枝野幸男さんは残念な結果に終わりました。前原新代表には、民進党が自民党に代わ […]
  • 本を読まない首相【書評】保阪正康著「田中角栄と安倍晋三」(2)本を読まない首相【書評】保阪正康著「田中角栄と安倍晋三」(2) ちょっと間があきましたが、保阪正康さんの「田中角栄と安倍晋三」の抜粋的書評のパート2です。この本でもうひとつ興味深かったのは、東条英機と安倍晋三の両首相の共通点です。 […]