自民や立憲民主などの与野党6党がガソリン税に上乗せされている暫定税率を2025年12月31日に廃止することで合意しました。これによりガソリンの価格は1リットル当たり25.1円安くなります。
この政策を歓迎する人は多いと思います。与党も野党もそろって支持する政策ですから、それに反対するのはよほどのへそ曲がりかもしれません。それでも私は反対です。選挙に立候補するつもりがないので、あえて不人気な意見を詳しく述べさせていただきます。
1.気候変動(地球温暖化)対策に逆行する
ガソリン減税は化石燃料の消費(=温室効果ガス排出)を奨励する政策です。気候変動対策の観点から許されません。いまや地球温暖化は否定することは不可能です。トランプやポピュリスト政治家のような「変な人たち」は否定していますが、統計的にも肌感覚でも……