暮らしと経済

アベノミクス敗戦の戦後復興に向けて

毎日新聞の倉重篤郎専門編集委員の「アベノミクス敗戦に備えよ 湛山の先見と楽観に学ぶ」(サンデー毎日、2016年12月11日号)という記事は、とても興味深い内容でした。 石橋湛山(のちに首相)は戦時中から、敗戦に備え、戦後経済の再建を...
社会と市民活動、NPO

古民家で環境について考えた。

先日、古民家を利用してカフェや集会場として利用しているところを訪ねました。築100年くらいの古い家を引き取って使っているそうです。 そういえば、私が生まれ育った家も古いです。以前に古民家カフェに行ったら、うちの実家より新しかったこと...
平和と外交

トランプ政権を占う(2)国際政治版

この前のブログから日がたってしまいましたが、「トランプ政権を占う」の第2回です。 【予測1】アメリカの外交力・軍事的影響力は低下し、世界は混乱に向かう。 しばらくアメリカ外交は混乱し、外交力・軍事力に関しては大きく力を失うことになる...
平和と外交

施設部隊が「駆け付け警護」をやってよいのか?

なんか「駆け付け警護」って違和感のある日本語ですね。対義語は、「固定警護」とか、「歩いて警護」とか、そういうことでしょうか。 昨日、「“駆け付け警護”って英語でなんて言うんだろう?」という議論になりました。かなり無理してつくった造語...
政治の動きと分析

トランプ政権を占う(1)国内政治版

トランプ大統領がどういう政権運営を行い、アメリカと世界をどうしようとしているのか、世界が注目しています。私も気になります。そこで新聞やテレビ、ネット等の公開情報と既知の知識だけを頼りに、「頭の体操」として大胆に大雑把にザックリとトラ...
政治の動きと分析

トランプ現象と大衆の怒り

トランプ現象や英国のEU離脱は、「没落した白人労働者階級を中心とする大衆の怒り」という説明のされ方が多いようです。エリート層・エスタブリッシュメント層(既得権層)が、貧富の格差や移民問題に鈍感であったがゆえに、白人の労働者階級が立ち...
平和と外交

トランプ政権で気の毒な米外交官

たまたま「パブリック・ディプロマシー戦略」(金子将史、北野充編、PHP研究所)という2年半ほど前に出版された本を読んでいたら、在日米国大使館の広報・文化交流担当公使のマーク・J・ディビッドソン氏の小論文が載っていました。 そのなかで...
書評

ヒラリー・クリントン氏の敗戦の弁

ヒラリー・クリントン氏の敗北の弁は、名演説でした。規模はぜんぜん違いますが、同じように落選を経験した私の心にはとても響きました。特に次の部分は感動しました。 皆さんに、特に若い人たちに聞いて欲しい。私は、自分が信じるもののために、生...
平和と外交

トランプ大統領誕生と首相公選制

トランプ大統領誕生。驚きました。アメリカの民主主義を理解できないことが時々あります。私の友人たちの大半は、驚き残念がっています。 ハーバード大学名誉教授で歴史学者の入江昭氏は次のように述べます。 トランプ氏のように無知で教養のない人...
子どもと教育

言語格差が招く社会の分断

築地市場の豊洲移転問題が、福岡でも連日報道されています。東京地方限定のニュースで十分だと思いますが、なぜか全国ニュースとして報道されています。国民全体が知っておくべきニュースとは思いませんが、「小池劇場」への関心の高さを反映している...