書評

社会と市民活動、NPO

犬養道子さんの訃報に思う

作家の犬養道子さんがお亡くなりになりました。犬養さんの名著に「人間の大地」があります。アフリカの飢餓や難民問題を描いたノンフィクションです。たしか高校生のときに読んだと記憶していますが、とても衝撃を受けました。私が難民問題に興味を持...
政治の動きと分析

本を読まない首相【書評】保阪正康著「田中角栄と安倍晋三」(2)

ちょっと間があきましたが、保阪正康さんの「田中角栄と安倍晋三」の抜粋的書評のパート2です。この本でもうひとつ興味深かったのは、東条英機と安倍晋三の両首相の共通点です。 保阪さんによれば;
書評

【書評】保阪正康著「田中角栄と安倍晋三」

現職議員だったころ阿部知子衆議院議員が企画して、保阪正康さんを囲む歴史勉強会を開いていました。その前から保阪さんのファンだったのでご著書を何冊(何十冊?)も読んでいましたが、ご本人とお会いして直接教えを受けてますます尊敬の念を深めま...
書評

スピーチの失敗の研究

今日は後援会の時局講演会を開催しました。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。暑いなか、また、日曜日にも関わらず、ご参加いただき、心から感謝申し上げます。 しかし、今日は(というか今日も)スピーチがうまく行かなくて、...
子どもと教育

フィリピン留学体験談

昨年に引き続き、今年も高校で月3コマの授業をすることになりました。昨日は、今年最初の授業でした。国際協力や国際情勢についての講義ですが、受験科目でもなく、評価をする必要もなく、自由に自分で具体的なテーマを選べます。テーマを選び、情報...
平和と外交

【書評】ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争

朝鮮半島情勢が緊張しています。こういう時期だからこそ前の戦争(1950年~53年の朝鮮戦争)から教訓を学ぶべきだと思います。デイビィット・ハルバースタム氏の遺作となった「ザ・コールデスト・ウィンター 朝鮮戦争」はその意味でお薦めの本...
書評

世界の経済力ランキング(購買力平価)

高校の講義で使った世界ランキングの第2弾です。今度は経済力です。それも購買力平価でみた世界ランキングをご紹介します。 名目GDPでみる世界ランキングは、(1)米国、(2)中国、(3)日本、(4)ドイツ、(5)イギリス という順で、意...
子どもと教育

なぜ日本の公教育費は少ないのか【書評】

久しぶりに書評ブログです。今日のおすすめは「なぜ日本の公教育費は少ないのか」という本。2014年度の「サントリー学芸賞(政治・経済部門)」を受賞した名著です。著者は、私と同世代の教育学者で大阪大学准教授の中澤渉氏です。 この本の要旨...
書評

いっしょに働いてきた人たち

これまで政府機関(JICA)、NGO、政党・衆議院と、いろんな組織に属し、いろんな国で、いろんな人と働いてきました。上司に仕えたり、部下を管理監督したり、人間関係で苦労したり、楽しいことがあったり。社会人生活20年でいろいろありまし...
書評

トランプに学ぶわかりやすさの大切さ

トランプ大統領から見習うべき点がひとつあります。それはとてもシンプルな言葉やフレーズを上手に使って、ふつうの人たちに届くメッセージを発信している点です。 トランプ大統領の英語は文法的にも簡単ですし、むずかしい言葉は避け、誰でも知って...