平和と外交

平和と外交

安倍政権による紛争当事国への経済協力拡大

日本のマスメディアも世論もこの数年で変質しました。武器輸出解禁(そして武器輸出促進)とか、外国軍隊への自衛隊航空機の貸与とか、紛争当事国に対する経済協力とか、以前なら問題視されたであろうテーマに無頓着になっています。私は大きな問題だ...
平和と外交

国連事務総長にグテレス氏

新しい国連事務総長に国連難民高等弁務官のアントニオ・グテレス氏が決まりました。適任だと思いますし、個人的にもとてもうれしいです。グテレス氏はポルトガルの首相を務めた後に、国連難民高等弁務官に就任、そしてこのたび国連事務総長です。 現...
平和と外交

奈良の都にペルシャの役人

10月5日付読売新聞の記事に「奈良の都にペルシャ人役人がいた…木簡に名前」という記事がありました。見出しにくぎ付けになりました。平城宮跡から出土した8世紀の木簡にペルシャ人を意味する名字の役人の名前が書かれていたそうです。平城京にペ...
平和と外交

世界の軍事力ランキング

軍事評価機関が作成する“Global Firepower List”というのがあります。世界各国の軍事力を人口、地勢、資源、工業力等の50以上の要素で評価し、ランク付けするものです。なお、通常兵器の軍事力で比較しており、核戦力は基本...
平和と外交

アフリカ援助と日中の競合

日本政府が主導してきたアフリカ開発会議(TICAD)が閉幕しました。TICADは日本政府が提案して1990年代に始まった国際会議です。TICADの報道を見ていて、日本の途上国援助のあり方が安倍政権以降だいぶ変わっている印象を受けまし...
平和と外交

安倍総理が核先制不使用に反対

今朝(8月17日)の西日本新聞の一面トップの見出しは『核先制不使用 首相「反対」』でした。オバマ大統領が検討している核先制不使用政策に対して、安倍総理が「北朝鮮に対する抑止力が弱体化する」という理由で反対の意向を伝えたと報じています...
平和と外交

安倍政権の着実な軍事化の歩み

安倍政権のタカ派路線のなかでは、集団的自衛権や特定秘密保護法等の問題が注目され、批判をあびてきました。その一方で、目立たない形で粛々とそして着実に日本の軍事化が進んでいます。法改正が必要な事柄であれば国会で審議され、野党も声をあげる...
平和と外交

民進党の代表に望むこと(2)

この数年で自民党のイデオロギー的純化路線が進んでいます。タカ派からハト派まで、自主憲法制定論者から護憲派まで、幅広いのが昔の自民党的な包容力であり、包括政党としての自民党でした。河野洋平元衆院議長のように憲法9条を守ることを信条にし...
平和と外交

バングラで日本人が犠牲に

バングラデシュのテロ事件で7人の日本人が犠牲になりました。本当に残念です。ご冥福を心からお祈り申し上げます。 最初に報道を聞いたときには、まだ事件の全容はわかりませんでした。「人質のなかに日本人がいるらしい」という報道でした。バング...
平和と外交

イギリスの議員射殺事件に思う

イギリスでEU残留派のジョー・コックス下院議員が、極右思想の持ち主の容疑者の男に射殺されました。政治的主張を封じるための殺人などあってはならないことです。議会制民主主義の生みの親ともいえるイギリスで、そういう事件が起こったことに驚き...