政治の動きと分析 参政党躍進に思う(4)「政治をあきらめない」 英国の政治学者ジェリー・ストーカー氏の「政治をあきらめない理由」(岩波書店)に出てくる、世界68か国の5万人を対象にした調査によると「政治家を信用する」と答えた人はわずか13%だそうです。政治不信は世界共通の現象です。日本だけじゃあ... 2025年 07月 18日 政治の動きと分析
政治の動きと分析 参政党躍進に思う(3)「ファシズムの10の柱」 イェール大学で哲学を教えているジェイソン・スタンリー教授の著書「ファシズムはどこからやってくるか」(青土社)にファシズムを特徴づける「ファシズムの10の柱」というのが出てきます。1.神話的過去2.政治宣伝(プロパガンダ)3.反知性主... 2025年 07月 17日 政治の動きと分析
政治の動きと分析 参政党躍進に思う(2)「ポピュリスト政治家を軽視しない」 政治学者のヤシャ・モンク氏は、ポピュリスト政治家から民主主義を守るための3つの教訓があると言います。第一にヤシャ・モンク氏は、「対抗勢力が、ポピュリストの恫喝の奥底に潜む狡猾さに気づかず、過小評価してしまう」と言います。トランプが最... 2025年 07月 16日 政治の動きと分析
政治の動きと分析 参政党躍進に思う(1)「排外的ナショナリストのつくり方」 参政党の躍進を見ていて佐藤優さんが対談本で以前こんなことをおっしゃっていたのを思い出しました。ナショナリストとして認められるためには、面倒な努力が一切、必要ありません。排外主義集団のデモに加わって、「日本は侮辱されている!」とか、「... 2025年 07月 15日 政治の動きと分析
政治の動きと分析 排外的ポピュリズム政治家との戦い方 参議院選挙の最中ですが、陰謀論を信じる排外的ポピュリズム政党が躍進しつつあり、危機感を覚えます。ということで、久しぶりに投稿します。主題は「排外的ポピュリズム政治家とどう戦うか」です。排外的ポピュリズムは世界的現象です。グローバル化... 2025年 07月 09日 政治の動きと分析
暮らしと経済 毎日新聞(3月20日)に「ナフサ免税」について投稿 昨日(2025年3月20日)毎日新聞朝刊の「発言」欄に投稿しました。タイトルは「温暖化対策 ナフサ免税縮小を」です。新聞記事をそのまま転載できないと思いますので、原稿(たたき台)段階の文章をご紹介させていただきます。お目通しいただけ... 2025年 03月 21日 暮らしと経済環境とエネルギー
子どもと教育 「所得連動型奨学金」で在学中の大学無償化を! 本日(2025年1月22日)日本経済新聞(33面)の「私見卓見」に私の投稿が掲載され、大学生向けの「所得連動型奨学金」について提言をしました。しかし、新聞紙面では字数の制約もあって十分に説明できなかった点を加え、本ブログであらためて... 2025年 01月 22日 子どもと教育
子どもと教育 朝日新聞「私の視点」(1月8日)に投稿しました。 本日(2025年1月8日)の朝日新聞(朝刊/全国版)のオピニオン欄「私の視点」に私の投稿文が掲載されました。国立大学改革がいかに日本の科学研究力を損なってきたかを短くまとめ、国立大学の運営交付金の増加を提案するものです。ご一読いただ... 2025年 01月 08日 子どもと教育
書評 2024年に読んだ本のベスト10 毎年恒例の「今年読んだ本のベスト10冊」をご紹介させていただきます。お読みいただければ幸いです。今年一年お世話になった皆さまにこの場をお借りしてお礼申し上げます。良いお年をお迎えください。1.ガイア・ヴィンス 2023年『気候崩壊後... 2024年 12月 24日 書評
平和と外交 今こそ冷戦をふり返る:ジョン・ルイス・ギャディス著「ロング・ピース」 ウクライナ戦争をめぐりロシアのプーチン大統領による核兵器の使用が懸念され、すでに「第三次世界大戦」が始まっているとの声もあります。核戦争や第三次世界大戦を防ぐため、今こそ歴史に学ぶときです。そんな問題意識から古い本ですが、ジョン・ル... 2024年 12月 10日 平和と外交