人生初のフルマラソン 完走!

先日、人生初のマラソンに参加して完走しました。新しい年の初めに新しいことにチャレンジし、無事に完走できたので、幸先の良い1年のスタートになりました。

数か月前の「年明け解散総選挙説」が濃厚だった頃に、母校の筑紫丘高校の同級生から鹿児島の指宿マラソンに誘われました。なぜかバスを1台貸し切って指宿マラソンに参加するのが、同級生の毎年恒例行事になっています。もう6~7年前から毎年だそうです。

関東在住時は他人事でしたが、福岡市に住み始めると他人事ではなくなり、同窓会に行くと熱心に勧誘されます。数か月前はマスコミ報道も「年明け解散総選挙説」で一色だったので、マラソンを断る口実として「年明けに解散総選挙がありそうだからムリ」と言っていました。すると逆手に取られ「じゃあ、年明けに解散総選挙になったら参加しなくてもいいから」と言われ、断る理由を封じられてしました。結局は「解散総選挙になったら参加しなくてもよい」という条件付きでマラソン大会に応募しました。

おそらく参加することはないだろうと油断していました。しかし、意外にも解散総選挙はなくなり、断る理由がなくなり、思いがけず、人生初マラソンに参加することになりました。

そもそもマラソンに関心はなく、日ごろからほとんど運動をしていません。ランニングやジョギングもまったくやっていませんでした。日露交渉の結果、北方領土の二島先行返還などは程遠いことがわかり、解散総選挙が遠のく気配が出てきてから、急にマラソンのためのウェアを買いそろえ、プーチンを恨みながら、大濠公園でジョギングを始めました。

といっても、日露交渉の失敗から1月8日のマラソン大会当日まで、あまり日数はありませんでした。忘年会や新年会のシーズンでもあり、なかなか日程が取れず、本番までわずか4回しか練習できませんでした。それも6kmを1回と、10kmを3回という練習量です。延べ走行距離でも36kmの練習しかせずに、いきなりフルマラソンに参加してしまう、という無謀さです。

鹿児島に向かうバスの車内は、高校時代にラグビー部やサッカー部などの体育会系部活に所属していた同級生が大半でした。帰宅部出身の私は、ますます不安がつのります。体育会系のノリの同級生に囲まれ、地味で目立たない帰宅部員だった私は場違いな感じがしました。こんな日が来るとは、高校時代には夢にも思いませんでした。人生はわかりません。

マラソン大会では、タイムを競うつもりは毛頭ありません。完走だけを目標にマイペースを心がけました。登り坂が多い最初10kmは歩こうと心に決め、どんなに多くの人に抜かれても、冷静に歩くことを決意しました。コスプレのランナーも多く、スーパーマリオやサリーを着た女性、ミニーマウス、デーモン閣下などに抜かれると、一瞬だけ心が折れそうになります。それでも毅然とした態度で、「最初の10kmは歩く」という戦術は変えず、ゆっくり身体を温めながら歩きました。

10km付近の給水所からは少しペースをあげて走り出しました。20km地点も30km地点も予想以上に調子がよかったので、距離だけで単純計算したら5時間を切れるペースになり、30kmからスピードアップしました。

しかし、インパール作戦の日本軍と同じ失敗をしたことに後で気づきました。「残り12kmならいけるかも」と楽観的に判断しましたが、地図上の距離だけで考えたのが失敗でした。地図上の等高線を考慮に入れず、地形の起伏、アップダウンを考えずにペース配分したのが大失敗でした。最後の長い上り坂で足を痛め、走れなくなってしまいました。

結局、最後の7kmは足が上がらず、着地するたびに痛みが走り、敗残兵のようにとぼとぼ歩くことに。最後の7kmの歩行中に何百人という人たちに追い抜かれ、ラストスパートを掛けたくても掛けられない自分が情けなくなります。ゴールに到達して完走したときも、感動というよりも、「やっと終わった」という安堵感の方が強かったです。

結果は5時間40分。40歳代男子の部では、2556人中で1209位という順位でした。可もなく不可もなく、平均的な成績でした。帰宅部出身、かつ、4回しか練習していないわりには健闘かもしれません。

しかし、これまでの人生で10kmまでしか走ったことのない人間が、いきなり42.195kmは無茶でした。いまも膝や足が痛くてまともに歩けません。ちょっとした段差も越えられず、お年寄りの気持ちが少しわかりました。福岡市のバリアフリー化がまだ不十分なこともわかりました。

それでも同級生と親睦を深め、人生で初めてのフルマラソンという試練を乗り越え、ちょっと自信につながりました。今年は新しいことにチャレンジし、成果をあげる年にしたいと思います。

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