河野外相のパレスチナ外交

アメリカ政府は、パレスチナ難民を支援する国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出を凍結しました。トランプ大統領は無茶苦茶です。パレスチナ難民支援事業の一部の活動が停止に追い込まれかねない状況です。

このような事態を受け、パレスチナ難民支援のための緊急閣僚級会合が9月下旬に開かれることになり、河野太郎外務大臣が共同議長を務めることになりました。中東外交で日本が存在感を示した例は少なく、河野大臣は正しい判断をしました。こういうところまで対米追随すべきではありません。日本の自主性を発揮した点は評価すべきです。

河野さんは衆議院議員になってからずっとパレスチナ問題やアラブ外交に力を入れてきました。何度もアラブ諸国に足を運び、アラブ各国の在京大使館とも良好な関係を維持してきました。これまでの蓄積と熱意が共同議長就任につながったのだと思います。

正直いうと、河野外相がうらやましいです。私もいつかパレスチナ和平に関わりたいと思って、パレスチナ問題やイスラエルにずっと関心を持ち続けてきました。衆議院議員になる前ですが、自腹を切って私的にパレスチナ自治区とイスラエルを訪問して現地を見てきたこともあります。

日本・パレスチナ友好議員連盟と日本・イスラエル友好議員連盟の両方に加盟し、毎月の議連会費を何年も払い続け、双方と信頼関係を築けるように努力してきました。もっとも河野大臣のように頻繁にアラブ諸国を訪れる余裕はなかったので、現地に行った回数は河野さんより断然少ないです。

それでも河野大臣がいまパレスチナ問題に関してやろうとしているような仕事をいつかやりたいと思い続けてきました。先を越された悔しさはありますが、河野外相の判断は全面的に正しいと思います。

河野外相が共同議長に就任するというのは、おそらく外務省の事務方主導で決まったことでも、安倍首相の指示で決まったことでもなく、河野さんのイニシアチブで決まったことだと思います。河野外相と外務省にはがんばってほしいと思います。かげながら応援しております。

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