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政治の動きと分析

マニフェストの反省とその次へ

民進党の参議院選挙公約について残念な点がひとつあります。それは多くの人の意見を反映させるプロセスが弱い点です。私のような小選挙区支部長も意見を言う機会があまりないままに、いつの間にか選挙公約が完成していました。
政治の動きと分析

参議院選挙は「社会モデル」を選ぶ機会

国政選挙(もうすぐ始まる参議院選挙)は、「どんな社会モデルをめざすのか」を選ぶ機会でもあります。大雑把にひと言でいうなら、自民党は「自己責任社会モデル」をめざし、民進党は「共生社会モデル」をめざすと要約できると思います。
政治の動きと分析

「日本型マニフェスト」からの脱却

民進党は、こんどの参議院選挙から選挙公約を「マニフェスト」と呼ばないことにしたそうです。正しい判断です。 いわゆる「マニフェスト」と呼ばれているものは、日本で独特の進化を遂げました。いわば「日本型マニフェスト」は、本家のイギリスのマ...
政治の動きと分析

スコットランド、EUと沖縄

イギリスっておもしろい国ですね。正式名称は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」ですが、最初からイングランド人、スコットランド人、アイルランド人、ウェールズ人と多様な民族を抱え、さらにアジア系やアフリカ系、東欧系の移民集団...
子どもと教育

大学で教えてよかったこと

昨年、北海道大学で夏季集中講義の非常勤講師を務めました。そのとき教えた学生のひとりからメールをもらいました。政府の奨学金をもらって海外の大学院に留学するという、近況報告でした。彼も北大の多くの先生方からいろんな講義を受けたことでしょ...
平和と外交

100年前の虐殺も現代政治の一部

ドイツ連邦議会(下院)が、オスマン帝国末期の1915年のアルメニア人殺害事件を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と非難する決議を与野党の賛成で採択しました。それに対してトルコは、この事件を「虐殺」とは認めず、決議採択に反発して駐ドイツ...
政治の動きと分析

世襲格差と政治

最近出た「世襲格差社会」という本が、とてもおもしろいです。著者の橘木氏は早くから格差問題を研究してきた経済学者です。今回は「世襲格差」に光をあてています。いまの政治を考える上で興味深い視点です。 *橘木俊詔、参鍋篤司 2016年 『...
政治の動きと分析

謎の「2年半」の意味?

安倍総理が消費税増税を2年半延期することを決めました。 だれでも思いつく素朴な疑問は「なぜ2年半?」です。 特に「半」が謎です。中途半端な感じが、あやしいです。 これが「2年」とか「3年」なら切りがいいから、そんなに疑問もありません...
平和と外交

G7 安倍総理の外れた思惑

G7サミットを世界はどう見ているのかと思い、先日のラジオ分析に続き、いくつかざっとインターネットのサイトを見てみました。 英国国営放送のBBCのサイトを読むと、やはりG7の扱いは小さいです。イラクの戦闘、ジカ熱対策、サッカー等のニュ...
平和と外交

サミットをラジオで分析する

事務所で作業しながらインターネットでラジオ放送を聞くことがあります。いまもブログを書きながらラジオ番組を聞いています。たとえば、BBC放送(英語)、イラン国営放送(日本語)、韓国のKBS(日本語)等のインターネットのラジオ番組を聞い...