政治の動きと分析

政治の衰退:安倍政権の例

フランシス・フクヤマ氏の新刊「政治の衰退」を読んでいて「なるほど!」と思う記述に出会いました。  政府の質を見るにはもう一つの側面がある。(中略)それは、どの程度の自律性を政府が持っているか、である。民主主義国の国民であれ、権威主義...
衆議院議員時代の活動ほか

立憲民主党の国会改革(3)

同じネタで何度もブログを書くと読むほうも疲れると思いますので、今回で最終回とします。今回は国会改革の具体的な中身です。長くて恐縮ですが、本文をそのまま転載します。 なお、国会改革はかなりマニアックな世界で「理事会」とか「議員立法」と...
衆議院議員時代の活動ほか

立憲民主党の国会改革(2)

前回のブログに続いて、今回は国会改革案の中身についてご報告します。立憲民主党の国会改革案の序文を引用し、まず背景について述べます。
衆議院議員時代の活動ほか

立憲民主党の国会改革(1)

さる7月17日に立憲民主党としての国会改革案を記者発表しました。それに至る経緯を書かせていただきます。 昨年末だったか、今年1月だったか、忘れましたが、辻元国対委員長から「立憲としての国会改革案を検討しておくように」との指示がありま...
衆議院議員時代の活動ほか

女性議員を増やす国会改革案

昨年の衆院選の候補者の女性比率は以下の通りです。立憲民主党がトップですが、わが党でもまだまだ男女半々には程遠い状態です。 自由民主党   7.5% 公明党     9.4% 社会民主党  19.0% 希望の党   20.0% 日本共...
政治の動きと分析

フェイクニュースと米国保守

最近出た「デジタル・ポピュリズム」という本には、「偽ニュースは保守層でひろがりやすい?」という見出しの下に次のような記述が続きます。 ニューヨーク大学で心理学を研究するジョン・ジョスト教授は、保守層とリベラル層の批判力を比較した。「...
暮らしと経済

豪雨災害の災害対策と国会対策

西日本を中心に被害が広がっている豪雨災害は、死者127人(7月10日付読売新聞報道)の大災害になりました。福岡県でも大きな被害が出ており、私の実家のある筑紫野市でも死者が出ています。亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災さ...
暮らしと経済

電気自動車と自動運転が社会を変える

自動車を取り巻く状況は、これから10年くらいで激変しそうです。第一に電気自動車(EV)が一気に普及することでしょう。第二に自動運転技術が交通システムを大きく変えることでしょう。 欧州や中国はガソリン車から電気自動車へのシフトに本気で...
政治の動きと分析

政権交代期待できる状況を

毎日新聞(6月29朝刊)の「オピニオン(論点)」欄は「民主主義担う政党とは」という特集を組み、吉田徹教授(北海道大学、比較政治、欧州政治)の「政権交代期待できる状況を」というインタビュー記事を載せていました。吉田教授の発言を抜粋する...
暮らしと経済

成長する国 沈む国(その3)

大手投資銀行のストラテジストのルチル・シャルマ氏(インド人)の「シャルマの未来予測:これから成長する国 沈む国」という本のご紹介の3回目です。 8.通貨 経済成長に通貨が大きな影響をあたえることは自明のことですが、シャルマ氏は「経常...