暮らしと経済

財政破綻の3つのシナリオ

日銀の黒田総裁が進めてきた異次元の金融緩和は終わりを迎えつつあります。金融緩和は、単なる「需要の先食い」でしかなく、不景気のときのカンフル剤にはなりますが、生産性向上にはつながりません。 金融緩和は「需要の先食い」なので、アベノミク...
書評

2022年に読んだ本のベスト10冊

毎年恒例の「今年読んだ本のベスト10冊」をご紹介させていただきます。今年は例年より多めの約230冊(*小説や雑誌などは除く)の本を読みました。そのなかで印象に残ったお薦めの本十冊を厳選しました。 今年一年お世話になった皆さまにこの場...
社会と市民活動、NPO

法人設立手続きで知った行政デジタル化の意義

最近、非営利のシンクタンクを始めました。専従スタッフは私ひとりです。やっと一般社団法人として登記が終わりました。公証役場、法務局、労働基準監督署、ハローワーク、年金事務所に足を運びました。法務局には6回、公証役場には4回行きました。...
平和と外交

台湾危機について朝日新聞WEB論座に投稿しました。

朝日新聞社WEB論座に投稿しました。 明日(11月9日)の午前7時までは無料で読めます。 有料記事で恐縮です。 なお、私としては「中国が台湾に侵攻するのは簡単ではない」という趣旨の文章を書いたのですが、編集部でつけたタイトルは「中国...
政治の動きと分析

毎日新聞「政治プレミア」の投稿3部作

昨年10月31日は衆議院選挙の投票日で、日付を超えた11月1日の夜中に私の落選が確定しました。今日(11月1日)は私の「落選記念日」です。政治生命が終わった日でした。その後、福岡3区総支部の事務所を閉め、福岡市の自宅を引き払い、子ど...
平和と外交

朝日新聞web論座投稿「米国の国家安全保障戦略を読む」

朝日新聞社web論座に米国の国家安全保障戦略に関する文章を投稿しました。有料サイトで恐縮ですが、ご一読いただければ幸いです。
暮らしと経済

円安で小さくなる日本経済

急激に進む円安のせいで日本経済の存在感がますます小さくなっています。米ドル建てでみたときの日本経済の縮小は見るも無残です。 民主党政権末期の2012年の対ドルレートは1ドル=80円くらいでした。2012年の米ドル建ての日本のGDPは...
書評

尊敬する政治家:大久保利通

書評です。国際日本文化研究センターの瀧井一博教授(国制史、比較法史)の「大久保利通」(2022年、新潮選書)は、大久保利通とその時代を理解する上でお薦めできる良書です。 選挙のたびに報道各社からアンケートが来ますが、そこに「尊敬する...
暮らしと経済

世界で広がるWHO推奨「砂糖税」を日本でも

世界では「砂糖税(sugar tax)」を導入する動きが広がっています。WHO(世界保健機関)は、肥満や糖尿病などのリスクを減らすため、砂糖を多く含む飲料への課税(taxes on sugar-sweetened beverages...
平和と外交

「新疆ウイグル自治区」(熊倉潤、中公新書)

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は、2022年8月31日に新疆ウイグル自治区の人権侵害について報告し、世界の注目が集まっています。前々からウイグル人や新疆ウイグル自治区に興味があったこともあり、最近出た「新疆ウイグル自治区」(...