ヒラリー・クリントン氏の敗戦の弁

ヒラリー・クリントン氏の敗北の弁は、名演説でした。規模はぜんぜん違いますが、同じように落選を経験した私の心にはとても響きました。特に次の部分は感動しました。

皆さんに、特に若い人たちに聞いて欲しい。私は、自分が信じるもののために、生涯をかけて戦ってきました(I have spent my entire life fighting for what I believe in.)。勝ったことも、負けたこともあります。つらい思いもしました。

勝つこともあれば、負けることもあるでしょう。負けることはつらい。でも、決して、信じることをやめないでください。正しいことのために戦うことは、価値のあることです。ほんとうに価値のあることです(This loss hurts, but please never stop believing that fighting for what’s right is worth it. It is, it is worth it.)。


私も自分なりに「自分が信じるもののために生涯をかけて戦ってきた」つもりですし、「正しいことのために戦う」つもりです。続けて3回当選しましたが、2年前の衆議院選挙で落選しました。「勝ったことも、負けたこともあります。つらい思いもしました。」という点もまったく同感です。ヒラリー・クリントン氏の演説を聞いて、自分が落選したときのことをしみじみと思い出しました。

自分の人生を振り返ると、JICA職員、NGOスタッフ、衆議院議員、そして今は浪人中ですが、ずっと正しいと信じた目的のために戦ってきたつもりです。次の選挙だって厳しいのは重々わかっていますが、それでも「信ずることをやめないで」チャレンジしたいと思います。これまでも楽な道ではなかったし、これからも厳しい道が続きますが、それでも「正しいことのために戦う」ことを続けていきたいと思います。ヒラリー・クリントン氏の演説に勇気づけられました。