政治の動きと分析

政治の動きと分析

英トラス首相の減税辞任から学ばなかった日本

岸田政権が減税を打ち出しました。私は愚策だと思います。理由は次の3つです。 1.税収の上振れを国民に還元するというのは、プライマリーバランスが黒字のときに言うべきことです。多額の国債を発行している現状では、国民に還元する余裕はありま...
政治の動きと分析

オープンな議論が分断の政治を招く

フランシス・フクヤマ氏の近著「リベラリズムへの不満」(新潮社)を読んで驚いたことがあります。大雑把に要約すると「議会における開かれた議論が、政治の分断を招き、熟議や妥協の政治から遠ざけた」ということです。そうなのか!? 近年、あらゆ...
政治の動きと分析

英国労働党の5つの使命:日本なら?

英国労働党のメーリングリストに登録しているので、定期的にメールが届きます。党首のキア・スターマー氏の名前で「より良い英国のためのキア・スターマーの5つの使命(ミッション)」というメールが届きました。日本と比較するとおもしろかったので...
政治の動きと分析

防衛費増額の前に議論すべきこと:朝日新聞社WEB論座投稿文

朝日新聞社のWEB論座に投稿しました。防衛費のGDP2%への増額と増税の議論ばかりが話題になっていますが、そもそも防衛力をどう整備すべきかの議論が十分ではありません。たとえばアメリカ海兵隊のように増やす部分と削減する部分を精査しない...
政治の動きと分析

毎日新聞「政治プレミア」の投稿3部作

昨年10月31日は衆議院選挙の投票日で、日付を超えた11月1日の夜中に私の落選が確定しました。今日(11月1日)は私の「落選記念日」です。政治生命が終わった日でした。その後、福岡3区総支部の事務所を閉め、福岡市の自宅を引き払い、子ど...
政治の動きと分析

分断社会を終わらせる調和の政治

私が執筆した「持続可能な社会ビジョン」シリーズの第7弾で最終回です。分断された社会を修復するための政治について書きました。参院選の展開を見ていると、分断がさらに大きくなりそうな気配で残念ですが、ご一読いただければさいわいです。 分断...
政治の動きと分析

国会議員の定数削減は正しいのか?

久しぶりに朝日新聞社「WEB論座」に投稿しました。国会議員の定数削減を選挙公約にしている政党もありますが、本当にいいのでしょうか? もう国会議員ではないので、このような主張をしても我田引水にはならないと思い、世間では不人気な主張をあ...
政治の動きと分析

消費税の時限的減税は悪手です。

つい先日の5月末まで立憲民主党本部で契約の仕事をしておりました。しかし、いまは何の肩書きもなく、一党員という立場です。立憲民主党の政策に対して自由にものが言える立場になりました。 さっそくですが、立憲民主党が今年の参院選公約に「消費...
政治の動きと分析

落選から7カ月、新しいチャレンジ

昨年秋の衆院選で落選して7か月が経ちました。昨年12月末に福岡3区の地元事務所を閉め、福岡県選挙管理委員会への届け出書類や寄付金控除等の手続きは残っているものの、政治活動の後始末はほぼ終わりました。 昨年末に生活の拠点を福岡から東京...
政治の動きと分析

立憲民主党「持続可能な社会ビジョン」発表

本日(5月20日)立憲民主党の「持続可能な社会ビジョン」が発表されました。逢坂誠二代表代行と小川淳也政調会長の依頼により、私は今年1月から5月まで「持続可能な社会ビジョン創造委員会」の事務局を務め、執筆作業に携わりました。 このビジ...