子どもと教育

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9月入学論に見る知事のポピュリスト政治家化

新型コロナウイルス感染防止のための学校休業を受け、一時的に9月入学導入論が盛り上がりました。しかし、検討してみると現実的でないことがわかり、導入は見送られました。 この経緯をふり返ってみると、一時的な人気取りに走るポピュリスト政治家...
政治の動きと分析

コロナ後のBBB(build back better)は慎重に

新型コロナウイルスで世界が変わりつつありますが、米国や英国では「BBB(build back better)という言葉が流行しているようです。私はちょっと怖いと思っています。 少し前に「コロナ危機のどさくさ紛れ “ショック・ドクトリ...
子どもと教育

今年4月から小学校の英語の教科化

新型コロナウイルス危機であまり話題になっていませんが、実は今年4月1日から新学習指導要領の導入にともない、教育現場でいろいろな新しい制度が始まるはずでした。 小学校3,4年生で「外国語活動」が、5,6年生で教科としての「外国語」が導...
子どもと教育

デジタルで読む脳、紙の本で読む脳

認知神経科学、発達心理学の専門家のメアリアン・ウルフ教授(UCLA)によると、「デジタルで読む」ときと、「紙の本で読む」ときでは、脳のちがう部分が働いているそうです。メアリアン・ウルフ氏は失読症(ディスレクシア)の専門家であり、失読...
子どもと教育

9月入学はグローバル化に役立つか?

コロナ危機による学校休業をきっかけに降ってわいたように「9月入学」論が沸き上がりました。東京都知事、宮城県知事、大阪府知事も9月入学に賛同し、安倍総理や萩生田文部科学大臣も検討を表明しました。 もともと安倍総理や自民党文教族議員の萩...
子どもと教育

困窮学生支援は「財政負担」ではなく「公共投資」

コロナ危機でアルバイトがなくなったり、親の所得が激減したりで、多くの学生が授業料や生活費の負担で困っています。その状況を何とかするために立憲民主党を含む共同会派で、大学生・専門学校生等を支援するための議員提出法案を用意しています。 ...
政治の動きと分析

コロナ危機のどさくさ紛れ“ショック・ドクトリン”

カナダ人ジャーナリストのナオミ・クラインの著書に「ショック・ドクトリン:惨事便乗型資本主義の正体を暴く」という本があります。世界的にも売れた本です(たぶん)。 新自由主義をリードしてきたマネタリズムの主唱者のミルトン・フリードマンは...
子どもと教育

GIGAスクール批判(2):ICTに教育効果はあるのか?

先日(4月10日)「GIGAスクール構想」に関わる補正予算2,292億円を批判しましたが、ご納得いただけない読者の方もいらっしゃったようです。今度は「そもそも小中学校のICT教育に効果があるのか?」という観点から考えてみたいと思いま...
子どもと教育

コロナ危機でGIGAスクール構想2,292億円

昨日、政府から新型コロナウイルス対策の補正予算案の説明を受けました。その中に「GIGAスクール構想」に2,292億円という予算項目がありました。補正予算で役所や族議員が悪乗りするのはいつものことです。これもそんな雰囲気を感じます。 ...
子どもと教育

政治的中立性を捨てた教科書検定:「民主迷走」「自民安定」

昨日(3月25日)東京新聞(朝刊)の教科書検定の記事に驚きました。記事によるとこんな記述があったそうです。 民主党政権は沖縄の米軍基地移設問題や東日本大震災への対応などで迷走 これは歴史の教科書の記述だそうです。検定意見は付かずに、...