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政治の動きと分析

統一会派が政権交代へのステップである理由

立憲民主党、国民民主党、「社会保障を立て直す国民会議」の3つの衆議院内会派が統一会派になることは、実は「政権交代への第一のステップ」と言ってもよいことを数字でお示ししたいと思います。 2005年衆議院選挙は自民党が圧勝しました。その...
書評

知識量と意見の強さの反比例

最近出たトム・ニコルズ著「専門知は、もういらないのか」という本に次のような興味深い記述がありました。 2014年ワシントンポスト紙は、ロシアがウクライナに侵攻したことを受け、合衆国が軍事介入するべきか、アメリカ人を対象に世論調査を行...
平和と外交

米ソ冷戦と「米中新冷戦」を比較すると

長期にわたる大雨で事務所にこもっておりまして、ついつい長文のブログを書いてしまいました。 最近「米中新冷戦」とか「米中冷戦」という言葉をたまに目にします。米中の経済的相互依存関係を考えると、必ずしも「冷戦」とまで言えるかわかりません...
平和と外交

安倍外交の勘違い

2019年8月27日付読売新聞朝刊に早稲田大学のデイビッド・レーニー教授のインタビュー記事が載っていました。読売新聞なので基本的には安倍政権支持の論調であり、同教授も基本的には安倍外交を高く評価しています。しかし、次のコメントは、私...
政治の動きと分析

衆議院の統一会派について

立憲民主党は、8月5日に国民民主党、社会保障を立て直す国民会議、社会民主党に対し、衆議院での統一会派の結成を呼びかけました。私は正しい方向性だと思います。 参院選は与党勝利に終わりました。参院選の街頭活動中に聞いた街の声、支援者の皆...
平和と外交

参院選対策としての韓国向け輸出規制

慶応大学の小林良彰教授が選挙直前に全国の有権者3,000人を対象に行った意識調査によると、今回の参院選では経済問題は投票行動にあまり影響を与えず、むしろ日米関係、日韓関係などの外交問題が影響を与えたようです。 7月27日配信のビデオ...
社会と市民活動、NPO

「表現の不自由展」と政治家

ヴォルテールの言葉に「私はあなたの意見に反対だ。しかし、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」というのがあるそうです(孫引きで恐縮です)。 いま日本の政治家に求められる姿勢だと思います。もちろん賛成の意見もそれを主張する権利を...
社会と市民活動、NPO

北九州市の洋上風力発電

先日(7月29日)衆議院内閣委員会の視察で北九州市の洋上風力発電施設の視察に行きました。視察先は与野党理事の協議で決まるのですが、私が「洋上風力発電を見たい」と提案したら、与党側もこころよく応じてくれて、視察先の選定に入りました。 ...
平和と外交

ボリス・ジョンソン首相はどこへ行く?

イギリスの保守党の党首であり、新首相のボリス・ジョンソンは「イギリスのトランプ」のような言われ方をしていますが、ちょっと違う気がします。良いか悪いかはわかりませんが、違う気がします。 まずトランプ大統領のようにツイッターしか書かず、...
平和と外交

カンボジアの若手政治家との意見交換(2)

今週、カンボジアの超党派の若手政治家との意見交換会に出席しました。河野太郎外務大臣からのご依頼で、自民党から1人、野党から1人(=私)が、日本の政治の現状などについて説明し、質問に答えました。今年の3月に続いて二度目ということもあり...