政治の動きと分析

政治の動きと分析

2019年の抱負

昨年2018年をふり返ると政治の世界は必ずしも良い方向に行っていませんが、個人的には良い年でした。衆議院議員に復帰できてとても忙しい1年間でしたが、約3年の浪人暮らしのあとだけに国会で忙しく働けるのもうれしかったです。小さな子どもを...
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NHK「政治マガジン」にインタビュー記事掲載

NHKの「政治マガジン」というサイトにインタビュー記事が掲載されました。2018年11月28日付の「のるかそるか、野党の戦略」という特集記事です。 政策コミュニケーション局長として取材を受け、こちらの言いたいことをコンパクトにまとめ...
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米国リベラルの退潮と再生

タイトルにひかれ、コロンビア大学歴史学部の政治哲学者のマーク・リラ教授の「リベラル再生宣言」という本を読みました。日本でも「アンチ・リベラル」の風潮が強まり、「リベラル」という言葉はすっかり魅力のない言葉になっています。アメリカでも...
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将来予測についての考察

政治の世界で生きてきてはや13年超となり、いろんな政局予測を読んだり聞いたりしてきました。慣れてくるとヤフーの記事でタイトルと書き出しの数行を読んだだけで「これは高橋洋一氏だろう」とか「たぶん長谷川幸洋氏だろう」とか著者名を予測でき...
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安倍首相の求心力低下

先日、田中秀征先生(元衆議院議員、元経済企画庁長官)の講演を聴きに行きました。そのとき田中先生が仰っていた点と私が日頃思っている点を合わせて、安倍政権の求心力低下について思うところを箇条書きしてみました。 1.安倍首相の首相任期(=...
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立憲民主党「政策コミュニケーションユニット」創業

2018年9月10日、立憲民主党は「政策コミュニケーションユニット」の設置を決めました。といっても「政策コミュニケーション」という言葉自体がまったく知られていないため、何のことかサッパリわからなくて当然です。この場をお借りして提唱者...
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平成は「世襲総理」の時代

もうすぐ平成が終わります。自民党総裁選は平成最後の総理を決める選挙です。この機会に平成の政治史をふりかえってみたいと思います。平成の30年間の総理大臣は以下の通りです。
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家産制国家化する日本

フランシス・フクヤマ氏の新刊「政治の衰退」から再びです。最初に用語の定義から入りると、「家産制国家」とは「領土や人民などがすべて君主の私有物となされる国家。封建時代の国家、ことに領主国家がこれにあたる」と定義されます。 フクヤマ氏は...
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政治の衰退:安倍政権の例

フランシス・フクヤマ氏の新刊「政治の衰退」を読んでいて「なるほど!」と思う記述に出会いました。  政府の質を見るにはもう一つの側面がある。(中略)それは、どの程度の自律性を政府が持っているか、である。民主主義国の国民であれ、権威主義...
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フェイクニュースと米国保守

最近出た「デジタル・ポピュリズム」という本には、「偽ニュースは保守層でひろがりやすい?」という見出しの下に次のような記述が続きます。 ニューヨーク大学で心理学を研究するジョン・ジョスト教授は、保守層とリベラル層の批判力を比較した。「...