書評

書評

「ランド:世界を支配した研究所」

少し前に出た本ですが、たまたま自宅近くの図書館で見つけて、「解説」が尊敬する小谷賢教授だったので、読んでみました。政党シンクタンクの設立を夢見る私にとってはもっと早く読んでおくべき本でした。 本書の「ランド」とはアメリカを代表するシ...
書評

新しい仕事と新しい働き方(近況報告)

1月から新しい仕事をはじめました。今年5月までの5か月間の期限付きの仕事ですが、とりあえず無職から脱することができました。いまのところ勤め先に迷惑がかかるので、どんな仕事かは詳しくは書けませんが、これまでの経験や知識を活かせる仕事で...
書評

ジェフリー・アーチャー「めざせダウニング街10番地」を読み返す

年末年始のお休み中にジェフリー・アーチャー著「めざせダウニング街10番地」を読み返しました。書名の「ダウニング街10番地」はイギリスの首相官邸の所在地です。首相をめざす下院議員の3人の人生を描いた小説です。 この本は実家の本棚に1冊...
書評

私がブログを書き続ける理由

思えばブログを書きはじめてから16年ほどになります。前回落選時の2015年春から2016年春まで一時的に中断しましたが、その後復活して今にいたります。 べつに趣味でブログをはじめたわけではありません。新人候補として衆議院選挙に立候補...
書評

2021年に読んだ本のベスト10冊

今年は落選という苦難と挫折の年になってしまいましたが、それでも挫けずに毎年恒例の「2021年読んだ本のベスト10冊」をご紹介させていただきます。 1位 フィリップ・E・テトロック、ダン・ガードナー 2016年『超予測力』早川書房 タ...
書評

「座右の銘」と「座右の書」を決めない理由

衆議院選挙が近づくと報道各社から履歴書と質問用紙が届き、せっせと埋めなくてはいけません。よくある質問が「座右の銘」や「好きな言葉」、「座右の書」です。 私は「座右の銘」は決めないことにしています。「座右の銘」があると、思考の柔軟性が...
平和と外交

ケネディ政権のキューバ危機:失敗と成功【超予測力3】

書評の「超予測力」ブログの最後です。ケネディ政権では、最悪の失敗も、最高の成功もキューバに関係がありました。ケネディ政権の最大の汚点はいわゆるピッグス湾事件です。1961年にCIAが亡命キューバ人を訓練して、フィデル・カストロ政権を...
政治の動きと分析

お薦めの本「超予測力」ご紹介【超予測力1】

この本は書名(タイトル)がイケてませんが、すごくお薦めです。タイトルが「超予測力」では、書店で見かけても手が伸びません。なので、出版されてから5年近くも気づきませんでした。 共著者のひとりダン・ガードナー氏の名前に見覚えがあったので...
書評

新プロパガンダ論【書評】

いつもバランスの取れた政治論・メディア論を語る西田亮介氏(東工大准教授)の対談本の「新プロパガンダ論」のご紹介です。西田氏には「メディアと自民党」「情報武装する政治」などの著書があり、おもしろかった記憶があります。 西田氏の著書は、...
平和と外交

元モスクワ特派員が見た「破壊戦」と安倍外交

日本経済新聞社の元モスクワ特派員の古川英治氏(現編集局国際部次長兼編集委員)が書いた「破壊戦:新冷戦時代の秘密工作」という本がおもしろかったです。ロシアの情報機関や国営放送による世論操作(特にフェイクニュース拡散)やサイバー工作の怖...