書評

書評

お薦めの「現代の古典」3冊

日曜日ということで軽めの話題です。ある人と「古典」の効用について議論しました。ここで言う「古典」とは清少納言とか論語とかではなくて、「それぞれの分野で評価の確立した必読書」という程度の意味の「古典」です。読んだ方がいい古典や不朽の名...
書評

立花隆「ぼくはこんな本を読んできた」風?

世の中はシルバーウイークの4連休ですが、私は休まず働いております。連休中に地元で訪問活動をしていたら、ある方から「こんな戸別訪問なんて古いやり方はやめたらどうか。そんな時間があったら政策の勉強でもした方がいいんじゃないか。」と言われ...
書評

思い出の日本史の先生

世の中はだいぶお盆休みモードになってきました(私は出勤中ですが)。最近、母校の筑紫丘高校同窓会の実行委員会ZOOM会議に参加し、高校時代のことを思い出していました。高校時代お世話になり亡くなられた先生方のなかで、心に残っている先生が...
書評

お薦めの本「言葉で癒す人になる」【書評】

地味な出版社から出ている地味な本ですが、おもしろかったのでお薦めします。ジョーゼフ・テルシュキン著、2019年「言葉で癒す人になる」ミルトス米国のユダヤ教のラビであるジョーゼフ・テルシュキン氏の本です。ユダヤ教の「ラビ」という存在は...
書評

「デジタルで読む脳」とトランプ政治

読売新聞7月12日付朝刊の「あすへの考」の「紙の本『深く読む脳』育む」というインタビュー記事がおもしろかったです。少し前にブログで「デジタルで読む脳、紙の本で読む脳」というのを書きましたが、その続編的なブログです。*ご参考:2020...
書評

感染者への差別:不寛容に寛容であるべきか?

新型コロナウイルス感染で感染者への差別が散見されます。「東京から来た」という理由だけで感染を疑われ、差別される事例もあるようです。新型コロナウイルス感染は、自然現象なので仕方ない部分はあります。しかし、差別は100%人為的であり、許...
政治の動きと分析

ファシズムはどこからやってくるか【書評】(上):反知性主義とファシズム

イェール大学のジェイソン・スタンリー教授(哲学)の「ファシズムはどこからやってくるか」という本がおもしろかったので、ご紹介させていただきます。スタンリー氏は、ナチスの迫害から辛くも逃れて逃げてきたユダヤ系移民の子としてアメリカで生ま...
書評

コロナ危機を考えるための5冊

ちょっと前にある企画で「コロナの緊急事態宣言で外出自粛中の政治関係者にお薦めの本を紹介してほしい」という依頼があり、以下の文章を書きました。残念ながらその企画がボツになり、原稿が無駄になってしまったので、この場をお借りしてご紹介させ...
書評

コロナ対策会議の尾身茂副座長の思い出

新型コロナウイルス感染対策専門家会議の報道で医師の尾身茂先生のお名前をしばしば見かけます。対策会議の提言や報告はもちろん重大関心事ですが、尾身先生のお名前を見てなつかしくなりました。尾身先生は新型コロナウイルス対策専門家会議の副座長...
書評

お薦めの本:佐藤賢一著『ドゥ・ゴール』

自宅待機中の読書にぴったりの本をご紹介させていただきます。「コロナ危機でたいへんな時に能天気なことを書くのは不謹慎だ」みたいなことを言われたこともありますが、危機的な状況だからこそ心の余裕が大切です。労働団体の方に聞いたら、コロナ危...