書評

環境とエネルギー

ポール・ホーケン『リジェネレーション[再生]気候危機を今の世代で終わらせる』【書評】

この本はどうすれば気候変動を食い止められるかの具体策を網羅的にとり上げた本です。何かひとつの対策で気候変動を終わらせられるわけではありません。さまざまな対策をいろんなところで同時並行で実施することが大切です。そのための処方箋リストが...
平和と外交

学ぶべきはローマ帝国より東ローマ帝国の歴史

中東情勢の激変、東アジア情勢の不安定化、国内では排外主義のまん延、そして高市政権の誕生と目まぐるしく変化する情勢を冷静に分析するには、歴史に学ぶことが有益かもしれません。最近ニュースを見るのが嫌になった私は、あえて歴史書を読んでみま...
書評

2025年に読んだ本のベスト10

今年もいろいろありましたが、あまり良いことはなく、かといって特に悪いこともなく、淡々と馬齢を重ねました。特に実績を上げたわけでもなく、大きな失敗をしたわけでもありません。いつ契約終了になって失業しても不思議ではない不安定な身分ですが...
書評

2024年に読んだ本のベスト10

毎年恒例の「今年読んだ本のベスト10冊」をご紹介させていただきます。お読みいただければ幸いです。今年一年お世話になった皆さまにこの場をお借りしてお礼申し上げます。良いお年をお迎えください。1.ガイア・ヴィンス 2023年『気候崩壊後...
書評

2023年に読んだ本のベスト10

毎年恒例(?)の「今年読んだ本のベスト10冊」をご紹介させていただきます。今年最初から最後まで読み通した本は約250冊(*小説や雑誌などは除く)。そのなかで印象に残ったお薦めの本を厳選した10冊です。お読みいただければさいわいです。...
書評

「希望の歴史」【書評】

正直言ってあんまりいいことのない一年でしたが、来年に希望をつなぐ意味で「希望の歴史」という本をご紹介します。歴史学を専攻したオランダ人のジャーナリストが書いた本で、とても読みやすくて役に立つ本だと思います。本書にはいろいろな事例が出...
平和と外交

マクマスター「戦場としての世界」【書評】

米国の国家安全保障担当大統領補佐官だったハーバート・マクマスター(H・R・マクマスター)氏の「戦場としての世界:自由世界を守るための闘い」(2021年)を読みました。500ページ超の大部の本ですが、ロシア、中国、南アジア、イラン、北...
暮らしと経済

スマート・イナフ・シティ【書評】

アメリカのアルゴリズムや都市計画の専門家のベン・グリーン氏の「スマート・イナフ・シティ」という本がおもしろかったです。ベン・グリーン氏は、アルゴリズムの公正さ、行政のアルゴリズムがもたらす影響などを研究しています。スマート・シティの...
書評

政治家の虚像と実像:従僕の目に英雄なし

政治学者の清水唯一朗教授の「原敬:平民宰相の虚像と実像」(中公新書)を読みました。明治から大正にかけての政治の実態がよくわかる名著だと思います。同書によると、原敬も同時代の政治家の間では「食えないヤツ」と評価され、「憲政の神様」の尾...
書評

2022年に読んだ本のベスト10冊

毎年恒例の「今年読んだ本のベスト10冊」をご紹介させていただきます。今年は例年より多めの約230冊(*小説や雑誌などは除く)の本を読みました。そのなかで印象に残ったお薦めの本十冊を厳選しました。今年一年お世話になった皆さまにこの場を...