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社会と市民活動、NPO

若手経産官僚の不祥事に思うこと

政府不信は世界共通の現象です。例外は北欧諸国ですが、北欧諸国でさえ政府不信が最近広がりつつあると言われています。いわゆる「政府不信」は「政治家不信」と「官僚不信」に因数分解できるかもしれません(政治家不信 + 官僚不信 = 政府不信...
平和と外交

安倍外交の「愚策の極み」

朝日新聞の箱田哲也氏による社説余滴「3年目の愚策の極み」(2021年7月4日付)を読んで、私が2年前に予想していた通りの結末になったことがわかり、あらためて安倍外交の負の遺産に怒りを覚えます。 箱田氏は「日本政府が2年前、半導体素材...
政治の動きと分析

SNSは民主主義を弱体化させるドラッグ by マルクス・ガブリエル

人気のドイツ人哲学者のマルクス・ガブリエルは、ソーシャルメディアと民主主義の関係についてこう言います。 アメリカのソーシャルメディアは自由民主主義を弱体化させる危険なドラッグなのです。自由民主主義の失墜とソーシャルメディアの台頭には...
政治の動きと分析

マルクス・ガブリエル氏の評「倫理的政治家 メルケル首相」

ドイツのアンゲラ・メルケル首相に対しては好感を持っていますが、ドイツ人哲学者のマルクス・ガブリエル氏のメルケル評がおもしろかったのでご紹介します。同氏は哲学者の独特の視点でメルケル首相を評価し、「倫理的な政治家」と呼び、次のように言...
暮らしと経済

ドイツのテレワーク事情:日本は?

ドイツではコロナ禍をきっかけにテレワークが進み、ドイツ在住ジャーナリストの熊谷徹氏によると「テレワーク革命」が起きているそうです。もともとドイツは労働者の権利が守られ、労働時間が短いです。しかし、時間当たりの労働生産性は日本より高く...
平和と外交

米ロ首脳会談に見るバイデン政権の対中国の本気度

バイデン大統領とプーチン大統領が6月16日にスイスで初めての首脳会談を行いました。建設的な雰囲気で会談は進み、サイバーセキュリティーや核軍縮条約の「新START」などについて議論したとの報道です。米ロ双方に歩み寄りの姿勢が見られます...
子どもと教育

子どもの権利条約と私の二十代の思い出

昨日(6月15日)子ども関係のNPOが主催する「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」という国会内の集会に参加しました。超党派議員が呼びかけ人になった会議ですが、小学校6年生から高校3年生までの子どもたちの代表も参加しました。子ど...
暮らしと経済

政治が気にかけるべきは株価より幸福度とジニ係数

安倍前総理は政権運営にあたって株価や経済成長率をとても気にしていました。アベノミクスには「経済成長至上主義」という批判もありました(その割には経済成長率は高くありませんでしたが)。 しかし、一国の宰相、内閣総理大臣が気にすべきは、株...
平和と外交

専門知と政治/尾身会長と菅総理

専門知と政治の関係は、政治学の重要なテーマです。コロナ禍の今もっとも重要なテーマかもしれません。新型コロナウイルスは「忖度」してくれないし、精神力や強権では克服できません。医学や統計学の知見(エビデンス)に基づく対策が不可欠です。そ...
政治の動きと分析

「新自由主義の終わり」というテーマで取材

なんと「新自由主義の終わり」という地味でおもしろみに欠けるテーマで取材を受けました。2020年12月8日付ブログ「新自由主義の終わりとその先:レジリエンス重視の政府」を読んだ「オルタナ」という雑誌の記者さんから取材依頼がありました。...