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暮らしと経済

英国のおもしろい公約:砂糖税

いま英国では総選挙(下院議員選挙)が行われていますが、労働党のマニフェストを読んでいるとおもしろい項目がありました。 子どもの歯の健康に関し、「砂糖税(sugar tax)の拡大」という項目があります。英国では砂糖が入ったソフトドリ...
政治の動きと分析

ノーベル経済学者がクオータ制を研究すると

今年(2019年)のノーベル経済学賞は、フランス人のMIT教授のエステル・デュフロ(英語読みだと“エスター・デュフロ”です)女史が受賞しました。ノーベル経済学賞の受賞者は、白人男性が圧倒的に多く、女性の受賞者は彼女でたぶん2人目です...
平和と外交

香港市民の自由と法治を求める枝野代表談話

昨日(11月21日)「香港市民の自由と法治を求める」というタイトルの枝野代表の談話を発表しました。枝野代表は以前からツイッターで次のようにコメントしていました。 どのような政治体制の下でも、どのような主義主張を持っていても、武器を持...
政治の動きと分析

安倍長期政権について御厨貴氏のコメント

安倍政権の在任期間が史上最長になり、いろんな人がコメントしています。いちばん印象に残ったのが、日本政治史の御厨貴東大名誉教授のコメントです。東京新聞の御厨教授のインタビュー記事から一部抜粋します。 Q.長期化の理由は。 A.代わりが...
暮らしと経済

CO2排出ゼロ社会は可能か?

スウェーデンの15歳の女の子が「CO2排出をゼロに」と言っても「そんなのムリだろう。」と思われる方も多いかもしれません。しかし、同じことを根拠を示しながら東京大学第28代総長が言うと「なるほど!」と思われるかもしれません。 先日、党...
子どもと教育

教育を考えるシリーズ(最終回):民主主義と教育

教育を考えるシリーズの第6弾です。これで最終回で、いちばん主張したいポイントです。朝日新書「リベラルは死なない」からの抜粋です。 教育行政、教育と政治の適切な距離 本章で考えてきた教育の課題を考えると、政治主導で進められてきた「教育...
子どもと教育

教育を考えるシリーズ(5):教育への過剰な期待

教育を考えるシリーズの第5弾です。朝日新書「リベラルは死なない」からの抜粋です。 教育への過剰な期待〜「何に力を入れないか?」という観点 日本人は「教育好き」といってよいだろう。社会の問題の多くを教育によって解決できると考え、「〇〇...
社会と市民活動、NPO

2019福岡マラソン完走!

昨日(11月10日)開催の福岡マラソンに参加しました。42.195kmのうち9割くらいは、私の選挙区(福岡3区)を走ることになります。せっかく地元で開催されるマラソンだからいつか参加したいと思っていましたが、昨年は抽選ではずれ、今年...
子どもと教育

教育を考えるシリーズ(4):道徳教育、職業教育

教育を考えるシリーズの第4弾です。朝日新書「リベラルは死なない」からの抜粋です。 道徳教育よりシチズンシップ教育や人権教育 安倍政権の「教育再生」の特徴のひとつは、道徳教育の教科化や愛国心教育のように右派イデオロギー色の強い改革を好...
子どもと教育

教育を考えるシリーズ(3):大学の課題

教育を考えるシリーズの第3弾です。朝日新書「リベラルは死なない」からの抜粋です。 大学教育の費用 家庭の教育費負担が特に重いのが大学である。国公立大も私大も大学授業料は大幅に増額してきた。かつては国公立大と私大の授業料格差が大きかっ...