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平和と外交

ファシズムの14の特徴

知り合いの大学の先生が、米国の「ホロコースト記念館」に展示されている政治学者のローレンス・ブリットの言葉を翻訳されていて、興味深かったので転記させていただきます。 ファシズムの14の特徴 1)強大で執拗な国家主義の宣伝 2)人権の重...
子どもと教育

ドイツの科学技術政策の成功

ドイツのメルケル政権は2005年以来の長期政権ですが、ドイツの科学技術政策は高く評価されています。それに対し、安倍政権もそこそこ長期政権ですが、科学技術政策にお金をかけている割に国際的評価を下げ続けています。大学教育政策でもドイツの...
社会と市民活動、NPO

ムハマド・ユヌス博士の3つのゼロ【書評】

ノーベル平和賞受賞者であり、グラミン銀行の創設者であるムハマド・ユヌス博士(経済学)の新著「3つのゼロの世界」は新しい発見のある本でした。 ユヌス博士は、バングラデシュの貧しい女性のための銀行という画期的なイノベーションを成功させま...
子どもと教育

民主主義と教育「自由のための計画」

今日は憲法記念日です。安倍総理がヘンテコな憲法改正をもくろんでいますが、それ以前に今の政治状況は、民主主義の危機だと思います。国会で財務省の役人がウソの答弁をする。決裁文書が改ざんされる。防衛省が日報を隠す。自民党の陣笠議員が、文科...
平和と外交

北朝鮮と安倍総理

北朝鮮と安倍総理は切っても切れない関係です。安倍総理が出世したきっかけは、小泉総理の北朝鮮訪問時の拉致問題への対応だったと思います。安倍総理の拉致問題への真剣な取り組みには敬意を払いますが、それ以外の問題への取り組みには疑問も多いで...
子どもと教育

大学入試の英語業者テストの弊害

安倍政権の「教育再生」はいろいろ問題があります。そのひとつが民間業者や教育産業への利益誘導ではないか思うような「改革」です。たとえば、2020年度から大学の英語民間試験の導入が決まっています。認定された民間業者による英語の試験を大学...
衆議院議員時代の活動ほか

野党合同ヒアリング、野党合同院内集会

2018年4月21日付朝日新聞朝刊に「野党ヒアリング 増す存在感」という記事が出ました。野党ヒアリングのロジ(=準備や事務作業のこと)を担っている者としてはうれしい見出しでした。こんなトーンです。
暮らしと経済

アベノミクスはうまく行っているのか? 【円安誘導】

安倍総理は「アベノミクスのおかげで名目GDPが50兆円増えた」という趣旨のことを選挙演説で言ってました。これはおおむね正しいです。しかし、“名目GDP”が増えたところで、実質賃金は上がっていません。円安誘導で物価が上がっているので、...
書評

【書評】イスラームの歴史:1400年の軌跡(後編)

前回の続きです。たとえば、イスラム教のシーア派やワッハーブ派の成り立ちや歴史を知っていれば、なぜイラク(シーア派)とサウジアラビア(ワッハーブ派)が仲が悪いのかがよくわかります。イスラム内部の多様性を理解していないと、「イスラム教徒...
書評

【書評】イスラームの歴史:1400年の軌跡(前編)

この本 「イスラームの歴史:1400年の軌跡」は名著です。外交官やビジネスマン、教育者、テロ対策に関わる公安関係者、大学生、異文化コミュニケーションの専門家など、いろんな人にとって有益な本です。 「現在を理解するには歴史を学ぶべき」...